使用材料
- 新しい水栓
使用工具
- モンキーレンチ
- プライヤー、スパナ等
- 縦カラン締め
- プラスドライバー
交換手順
既存の水栓はこちら。約30年以上使用してきてレバーが固くだいぶ劣化していました。
始めに絶対に行うのが止水栓を閉めることです。これを忘れと水が吹き出て大変なことに。
お湯と水の止水栓があるので両方確実に閉めます。写真のようにハンドルがついているものや、マイナスドライバーで回すもの、コック式のものなど色々あります。
止水栓を閉めたら、一度水栓のレバーを開方向に扱い水の圧抜きを行います。
ここまで出来たら、既存水栓の撤去作業にはいります。
止水栓に繋がっている継手部材のナットをモンキーレンチ等を使って緩めます。配管内に残っている水が少し出てくるので下にバケツや雑巾を用意しておいた方が良いです。
ナット類を緩めると、止水栓から水栓の配管部分を外すことができます。
配管部分が外れたら、本体部分を外します。本体部分は古い水栓はだいたい裏から大きいナットで止まっています。そのため「縦カラン締め」と呼ばれる工具を使用しナットを緩めます。
今回は他の箇所の水栓交換も今後行いたいと考えているため、色々なサイズに対応可能なこちらを購入し使用しました。
裏側のナットを緩めると水栓本体を取り外すことができます。本体を取り外す際に配管が曲がっていると抜けないため、配管はまっすぐにしておくとスムーズです。
これで撤去作業は完了です。
新しい水栓を取付けます。今回はリクシルのシングルレバー混合水栓を購入し取付けました。
最近の水栓は裏からナット締めではなく、表から作業できるタイプのものが多いです。裏から縦カラン締めを使用しなくても脱着ができるためとても作業性が良いです。この水栓もそのタイプです。
水栓固定用の部材を表から水栓取付け部の穴に入れて、ドライバーで2本のボルトを締め、スパナで増し締めするだけです。向きは説明書を見ながら好みの位置に調整します。
水栓固定部材を取り付けたら、本体を上から入れ、ねじ止めで固定します。
本体が固定できたら、配管継手部材を止水栓にモンキーレンチ等で取付けます。
水栓に繋がっているお湯、水のホースを継手と接続して完了です。継手の接続は、クリップで固定して抜け止めカバーをするだけですので簡単です。
これで取付け作業は完了となります。
お湯、水の止水栓を開けて水漏れ確認を行い正常に水がでることを確認します。
水を一度止めると、配管内の錆などが出てくることがあるので、ストレーナーの清掃をすることをおすすめします。
意外と水栓交換は簡単でした。ただし、水漏れを発生させてしまうと甚大な被害となる場合もあるので、自己責任での施工となります。少しでも不安な方は業者に依頼することをおすすめします。